この曲を初めて聴いたのはやはり小学生の時、「運命」「合唱」「田園」「英雄」と、名前つきの曲を一通り耳にしたあとでした。名前なし、番号だけの交響曲は、子供にはやはり敷居が高く、どうしても後回しになってたのですが、やっぱり全部の曲を耳にしたいという目標はありましたので、「とりあえず順番どおりに聴いてみよう」と思って、レコード屋さんに向かったわけです。んで、やっぱり廉価盤のコーナーを漁って、結局選んだのはクリュイタンス盤でした。「合唱」と同じく、セラフィムで出てた千円盤。このレコード、Ａ面に「第二番」の第一楽章から第三楽章、Ｂ面に「第二番」の第四楽章と「第一番」というカップリングだったので、「第一番」から聴きたいとなるとレコードの盤面の途中に針を降ろさねばならず、レコードに傷がつくのを恐れて、結局あまり聴き込まなかったのでした。それでも、「第一番」は、個人的にはベートーヴェンの交響曲の中でかなり好きな部類に入ります。特に第四楽章が好きです。どこがどう好きかという事は上手く言えませんが、序奏から第一主題に飛び込むところとか、溌溂としたコーダとか、うん、全部好きですね。ただ、「第九」のように積極的に録音を集めているわけではありません。カップリングや全集に含まれているものを聴くのが多いです。新しい録音には、より古典的なフォームで録音されているものが多くなっているようなので、機会をみて聴いてみたいとは思っていますが……。1970年代に、イタリアの「ラッテ・エ・ミエーレ」というロック・バンドがこの第四楽章をロック・アレンジして演奏していました。イタリアン・ロック（そーいうジャンルというか、くくり方があるんです）らしい音楽に仕上がっていて、なかなかでした。機会がありましたらご一聴を。
このページのリストは、各録音を年代順に並べています。指揮者名と録音年月日、簡単なコメントで構成されています。
指揮者の名前は一般的な日本語表記にしているつもりですが、違うものもあるかもしれません。指揮者名に貼られているリンクからは、その録音に関するもう少し詳細なデータと、私のしょうもない感想が書かれたページへ移動出来るようになっています。
各録音のページに記載されているデータの見方は以下のとおりです。
指揮者名ですが、こちらはアルファベット表記です。ドイツ語のウムラウトなどは省略させていただいています
オーケストラ名です。CDのクレジットによっておなじオケでも表記が異なる場合があります。なるべく統一したつもりですが、統一したつもりでおかしな名前になっているオケもあるかもしれません。ご了承ください
録音年月日です。このページに掲載された年月日と同じものですが、表記は次の基準によっています
スタジオ録音、および複数の日の演奏を編集したライヴ録音は、その録音が終了したとされる日付を録音年月日とする
演奏年、録音年までしかわからなかった場合、日付はすべて1月1日表記とする
演奏年月、録音年月までしかわからなかった場合、日付はすべてその月の1日表記とする
手持ちのCDの番号です。重複して所有しているものは、出来る限りその旨をコメントに記載するようにしています
コメントです。録音の素性や音質、演奏の感想など。スコアの改変やリピートなどにはなるべく立ち入らないように心がけております。あくまでも、演奏から受ける自分の大雑把な印象ですので、「研究」をなさりたい方には役に立たない文章です。笑って読み飛ばしてくださいm(..)m
このページ、IEやNetscapeなどでは、画面表示色数を最大、ウインドウの横幅を「コメントが一行で表示できる幅」にしてご覧いただくと、ほぼ制作者の意図した外観で表示されると思います。