チェリストであるカザルスが故郷バルセロナで結成したオーケストラを指揮したSP録音です。晩年のマルボロ音楽祭でのライヴ録音も残されています。全体としては堂々とした演奏、という印象を持ちました。ゆったりとしたテンポで始まる第一楽章もそうですが、第二、第三楽章のテンポ、リズムなどは一瞬スペインの香りを感じるところもあり、私には興味深い演奏でした。第四楽章は、個人的には南欧の明るさが似合うように思うので、この録音の演奏は大好きです。てことで、全体としてみると個人的にはかなりお気に入りな演奏の一つです。
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