blackmore's night


1997年11月7日
大阪フェスティヴァル・ホール
当日のチケット
音源未所有
  1. shadow of the moon
  2. be mine tonight
  3. play minstrel play
  4. st.teresa
  5. minstrel hall
  6. under a violet moon
  7. temple of the king
  8. 16th century greensleeves
  9. memmingen
  10. greensleeves
  11. renaissance faire
  12. mond tanz
  13. no second chance
  14. ariel
  15. the clock ticks on

encore 1

  1. still i'm sad -
  2. difficult to cure -
  3. bass solo -
  4. keyboard solo -
  5. writing on the wall

encore 2

  1. man on the silver mountain
  2. spirit of the sea
  3. street of dreams

すでに2日からツアーが始まっているため、商業ネットやインターネット上にいろいろと情報が飛び交っているなか、何とかネタを目にしないようにして大阪入り。昼間からかなりお酒が入り、加えて3時間程大阪の街を歩き回ってからの会場入りとなる。すでにグロッキー寸前(笑)でも、この3時間は楽しい一時でした。iさん、またお会いしたいですね(^^)

前座は、「バースト・フルーツ」という、テレビの主題歌を歌ったりしている3人組で、そのひた向きな演奏への姿勢には共感を覚える。30分ほどで「バースト・フルーツ」の演奏が終了し、15分ほどの休憩。フリートウッド・マックやらなにやらがかかる。開演前の音楽は、大体リッチーの好みの音楽がかかることが多いが、今回はキャンディスの趣味が多く入っているようだ。

突然、" the clock ticks on"のメロディーが流れ始め「お、原曲をかけるとは粋だね〜 ( なぜか江戸っ子モード )」と思っていると、聴いたことあるメロディーが混じり始める。うーむ、これはオープニング用にわざわざ打ち込んだものだろう。欲しいぞ ( 笑 )

( 註:オープニングにかかった曲は des geyers schwarzer haufenの" susatissimo"。)

暗転して歓声が上がる場内、そして暗闇のなかから聞こえてくるリッチーの爪弾くコードにのったキャンディスの歌声……至福の時の始まりだ !

やっぱりオープニングはこの曲しかないでしょう、ステージ・セットはシンプルで、あちこちに観葉植物のような鉢植えが置かれ、アルバム・ジャケットのような森の中の雰囲気を出そうとしていた様だが、数が少なかったので、あまり効果がなかった様な……

2曲目は、アルバムの中でも好きな曲です。キャンディスとジェシーのハモりが、凄くいい雰囲気を出しています。余談ですが、ステージにジェシーを見つけた時 ( まだパンフは買ってなかった )、「あぁ、ガセネタ蒔いてしまったぁ!」と慌ててしまったのでした。

4曲目は、ジョーン・オズボーンのカヴァーです。1995年発表の彼女のファースト・アルバム、" relish"の1曲目に収録されています。

今回のライヴのハイライトは、なんといっても6曲目の" under a violet moon"でしょう。ジプシーの薫り一杯のメロディーにのったリッチーの歌詞、畳み掛けるような後半の展開など、文句なしの名曲です。

そして飛び出した" 16th century greensleeves"。少し前にアメリカで行われたシークレット・ライヴでやったらしいことは知っていたが、目の前で聴けるとは思いもよらなかった。女性の声で聴くと、また違った魅力がメロディーに加わるような気がした。この次の" memmingen"をはさんで" greensleeves"も演奏し、新旧のグリーンスリーヴスが聴けるというぜいたく(^^)

" renaissance faire"と、" the clock ticks on"の導入では、リッチーがマンドリンを弾き、キャンディスとキーボードのジョゼフがリコーダーを吹くというシーンが観られる。

" ariel"は、楽しみにしていた曲。 rainbowの時とは違う、オリジナルの形が聴けると期待していた曲だが、1コーラス目の歌詞を聴いてビックリ ! ち、違う ! 少しだけど。違ってましたよね ? ね ?

" the clock ticks on"は、ルネッサンスの薫りが一番して、アルバムのなかでも大好きな曲。エンディングにふさわしいです(^^)

アンコールはどうなるのか、と思いながら拍手していると、耳慣れたストラトの音が炸裂 ! 「うぉーっ ! 」という歓声と同時に場内総立ち ! そしてリメイク・バージョンの" still i'm sad"から、" difficult to cure"をチラッとやって、ベース・ソロへ。ソロの終わり近くで、" black night"のリフをやっていた。

再び出てきてくれたリッチー、今度はなにかと思っていたら" man on the silver mountain"とは ! キーは、ジョーの頃と同じ、Dにしていた様だ。

そして" street of dreams"で、終了。この曲で、キーボードのジョゼフのボーカルが聴けた。なかなかいい声でないの (^^) キャンディスとのツイン・ボーカルがなかなかよかったです (^^)

あっという間の2時間でありました (^^)