satan 84
 WLG-121R11/12 osaka |
disc 1
disc 2
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world tour 84
no number osaka |
disc 1
disc 2
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前年でも書きましたが、" bent out of shape"アルバムのプロモーションの中心となるべき、アメリカやヨーロッパでのツアーを満足にこなさないまま、年が明けます。2月に予定されていたヨーロッパ・ツアーもなくなり、この年の3月、日本公演にやってきます。結局、これがこの年の唯一の rainbowのライヴ・パフォーマンスになり、この後再結成 deep purpleが動き出したため、 rainbowは消滅することになります。
しかし、この" bent out of shape"ツアーのコンサート数の少なさは、どこに原因があったのでしょうか。特に前作" straight betwen the eyes"アルバムがそこそこ成功を納めたアメリカでのツアーをおざなりにしていたり、どんな状況でも必ずおこなっていたドイツを中心としたヨーロッパ・ツアーも行われていないのは解せません。やはり、 deep purple再結成に向けた動きで、ツアーどころではなかった、と考えたくなります。リッチーはジョーをはじめとしたメンバーに再結成の考えを伝え、話し合いは続いていたといいますが、おそらくその間にはマネージャーのブルース・ペインが入っていたでしょうから、彼の都合のいいように話を持っていく事も可能だったでしょう。
また、" rainbow rising"によれば、リッチーがサッカーの試合中に腕を傷めてギターが弾けなくなった事が、リッチー自身のインタビューとして出てきますが、これが1983年のツアー前の出来事とされています。そのためにステージの数自体をセーブしたという考えも出来ない事はありません。私自身は以前、リッチーが腕を傷めたのは1982年ではないかとしましたけれど、あれは全く根拠がなく、" rainbow rising"の話の方がおそらく事実に近いと思います。このケガと、 deep purpleの再結成をからめた話を、以前書籍で読んだ事がありますが、本当の事情はどうだったのでしょうか。それはともかく、来日の直前にはもうかなり deep purple再結成の話は具体化していたようです。
東京最終公演を収録した映像がオフィシャルでリリースされていましたが、今は廃盤状態です。一刻も早い再発を願う次第です。このビデオからの音源が数曲、" finyl vinyl"に収録されています。
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WLG-121R11/12 osaka |
disc 1
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no number osaka |
disc 1
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ツアー初日の大阪城ホールで行われた公演を収録したプレスCDは、アナログ盤でリリースされていた" world tour '84"のコピーと、この" satan 84"の2種類があります。コピーCDは" ritchie's box"に含まれていたものです。" world tour '84"はアナログ盤しか持っていませんが、かなり音が遠いオーディエンス録音でした。
ここに上げた" satan 84"はワイバーンのボックス" incubus party"に含まれているもので、バラでも入手可能です。" world tour '84"の入手は現在では難しいかもしれませんが、こちらはまだいろいろなショップである程度見つける事が出来ます。現在ではもっと音質のいいテープがCD-Rでリリースされていますので、この日はそちらを聴く方が手っ取り早いかもしれません。
いきなり、オープニングS.E.のカット・インから始まります。リズム隊を聞き取るのがツラいバランスですが、濁りや歪みはないオーディエンス録音です。マイクの位置がけっこう変わるようで、観客の歓声や手拍子が耳障りに感じる場面がいくつかあります。アナログ盤" world tour '84"の音とそれほどの違いは感じられません。
演奏の内容はなかなか良いと思います。" catch the rainbow"でのソロや" difficult to cure"でのソロなど、聞きどころは多いです。東京ではストリングスが入っていた" difficult to cure"は、こちらでは通常の構成でプレイされています。ジョーの声も良く出ており、イギリス、北欧ツアーよりも出来は良い印象を受けます。
" world tour 84"についてのコメントはしばらくお待ち下さい。
 shelter 001/2 tokyo |
disc 1
disc 2
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3月13日に行われた、東京公演初日を収録した音源です。当時、自動車免許を取得するために実家に帰っていた私は、とてもコンサートのための東京行きが可能な状態ではなく、免許のために泣く泣くこの公演を諦めたのでした。自動車はその後全く乗らず、栄光のゴールド免許証となっておりますが、こんなことなら免許を捨てても観ておくんだった、と、後悔しています。リッチー関係のことになると後先のことを考えなくなったのは、このことが多大に影響しているかと思われます ( 笑 )
オーディエンス録音で、観客がうるさい上にステージが若干遠く、高音質という訳にはいきません。バランスは、まあまあで、濁りはそれほど感じませんが、録音機材のチープさが、モロに音に出ている感じです。当時観に行った友人も録音していましたが、それよりは良い音です ( 比較の対象がぜんぜん一般的じゃないじゃん (^^; )。ようするに、「観に行った記念に録音したい一般人が自分で聴いていれば満足するような音質」で、「トレードなどが目的で、機材にこだわる人物が録音したような音質」ではないということです。……よけいわけわかんないか ( 笑 )
始まっていきなり「マッチー」などと、ふざけたヤジを飛ばす客がいて、聴く気が失せますが、演奏が始まればこっちのもの ( 何のことやら )。この日の" fool for the night"では、リッチーがいきなりブレイクを入れ、チャック・バーギーがついて行けなかったという場面がありまして、当時自分のコピー・バンドでしっかりこのバージョンでやったりしましたが、このCDでもしっかり確認できます。
" difficult to cure"のオーケストラ共演は、この日が最初でした。オーケストラが入ってくる瞬間や、オーケストラを隠していた幕が開いたであろう瞬間の観客の反応は、聴いていて鳥肌がたちます。演奏の出来自体は、最終日のほうがいいと思います。余談ですが、「オーケストラとの共演」とは言いますが、この東京公演での共演は、厳密に言えば違うのではないかと、常々思っています。オーケストラというのは普通「管弦楽団」といわれるとおり、管楽器やその他打楽器等も含めた編成であるはずですが、この時は映像や音から判断する限り、弦楽器のみで行なわれています。ですから「ストリングス導入」といったほうが近い様な気がするのですが……ま、どうでもいいか(^^;)
 11-16/17 tokyo |
disc 1
disc 2
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日本公演最終日、そして rainbowのファイナル・ステージとなった、1984年3月14日、日本武道館でのライヴを収録しています。かつてオフィシャルでリリースされていたビデオ、" japan tour '84"から音声を落して来たものです。当然ステレオ・ライン収録で、音質は最高です。基本的にオフィシャルの落としや映像からの音声落しは紹介していませんが、 rainbowのファイナル・ステージですので、一応取り上げました。映像の方は中古を探すか、レーザーからダビングしたテープ、DVDが出回っているものを入手するかしか、今のところ体験手段がありません。レーザーディスクの方は、一時期西新宿で最高20万円近くしていました。 the beatlesの" let it be"に次ぐ高値アイテムで、今も事情はそれほど変わりません。ただ、コピーがDVDで出回るようになってきた最近は、やや値も落ち着いているような。だいたい、物が出ないし。某オークションでもたまに出ますが、私がいくら後先考えないとはいえ、ついていけない世界です。
それはおいといて、演奏内容はかなり良いです。ジョーの声も、それほど疲れは見えないし、" difficult to cure"でのリッチーの気合いの入り方は尋常ではありません。なんとかして映像を体験していただいた方がいいに決まってますが、せめて音だけでも……というときには、これら ( このCDの他にも数種類、同内容の物があります ) のCDで体験してみてください。
この日本ツアー終了後、 rainbowは「一時休業」し、リッチーは deep purpleを再結成させ、年内に " perfect strangers" を発表、オーストラリア、ニュージーランドへツアーに旅立ちます。